整骨院コラム
交通事故後に多い悩み
失業者や学生・アルバイトの休業損害は?
失業者や学生・アルバイトの場合は、原則として休業損害を請求することはできません。
ただし、状況によっては、休業損害を請求できることもあります。
●学生や失業中で、就職先が具体的に決まっていた人の場合
就職予定日から、実際に就職先で働くまでの入院・通院期間について、就職予定先で得られるはずだった収入を休業損害として請求できます。
事故による長期入院が原因で、就職予定先で働くのが困難になった場合は、「賃金センサス」の男女別全年齢平均賃金に基づき、休業損害を請求できる場合もあります。
また、事故が原因で学生が内定先の企業に就職できなかったときは、その企業の給与額に基づいて1日当たりの収入を算出し、休業損害として請求できます。
●アルバイトやパートタイマーで、就労期間が長く、収入の確実性が高い人の場合
1年以上など、同じアルバイト先やパート先で継続して働いていた場合には、正社員(正式な給与所得者)と同じく、事故前3か月間の収入に基づき、休業損害を請求できます。